ドイツワインに力を入れいている大和屋酒舗では、年に一度ドイツの生産者を訪問しています。
2018年の訪問の様子をご紹介します。

どの生産者も素晴らしいクオリティです。
本当に美味しいドイツワイン。皆様に感じていただけましたら幸いです。

今回は、「ラッツェンベルガー醸造所」です。

【ラッツェンベルガー醸造所】

ドイツ6日目（5月14日）

 

Rheingauリューデスハイム村から、急斜面の葡萄畑と古城の絶景を見ながらのライン河をくだり、ラッツェンベルガー醸造所のある「バッハラッハ」へ。

 

 

世界遺産の村「バッハラッハ」はまるでおとぎ話の中にいる様なとてもメルヘンな村。
とっても気さくで優しい笑顔の当主ヨハンさんと19歳の長女さんの案内で畑が見渡せる古城の上に行き、Welcome ワイン !

 

 

広島でも人気のリースリング100％の瓶内二次発酵の本格派。
2013VTは爽やかでフレッシュ。Rieslingは３年以上の熟成をし、
瓶詰ギリギリまで澱とともに、急斜面n畑の下に掘られた、天然のセラーで熟成される。とことんこだわった作り方。

 

 

昨年と違ったのは、New Project の古城側にある、約10haの畑を買い足し、段々畑で栽培する。通常の栽培方法より手間もかかり収穫量も少ないけども、しっかりとした味わいが出てくる…
効率よりも味わい・・・

 

 

最近はイタリア辺りでも段々畑が見直されてきているとか・・・
手間を惜しまない、とにかくいろんなチャレンジでもっともっと
沢山の可能性を引き出して行きたい。新たに取得した畑はこれから20年、30年たった頃がとても興味深いと語るヨハン氏。

 

 

 

最大斜度70度の絶壁の畑は、ライン川から照り返し、そして汚染されていない森からの冷気と畑を取り巻く全て・・そして村全体で素晴らしいワイン作りの環境が整えられている。

 

 

粘板岩の畑は表面を暖かく保ち、土壌の中はしっとりと水分が保たれている畑・・・
この地でできるRieslingはまさに・・・
「絶壁の畑が生み出す奇跡のエレガンス」
これがまさにラッツェンベルガーの魅力。

 

 

テイスティングもフレッシュなものから、古いヴィンテージの飲み比べ。そしてドイツ最大のGreat Vintage と言われる「1976」のバッハラッハ　フォルクスヘーレ　Riesling シュペトレーぜをテイスティング。もう、言葉は何もいりません。ただただ美味しい・・この一言に尽きた贅沢な時間。
とにかくRiesling大好き！なヨハン氏の大らかで優しい人柄がにじみ出ているワイン。
長く、そしてゆっくりと紹介したい。そんな造り手。
「ヨハン・ラッツェンベルガー」

 

 

▼ラッツェンベルガーのおすすめワイン

バッハラッヒャー　ヴォルフスヘーレ　リースリング　シュペトレーゼ　2003

地方：ミッテルライン
生産者：ラッツェンベルガー
品種：リースリング
価格：4,800円（税別）

 

【特徴】
等級 /味：シュペトレーゼ（甘口）
ドイツグレートヴィンテージ’７６に匹敵する出来と言われる2003VT。
上品な甘さはまさにエレガントリースリング！